ラブラドールの子犬のしつけはいつから?トイレ・噛み癖・無駄吠えまで完全マスター!
目次
- 子犬のしつけはいつから始めるべき?社会化期の重要性
- トイレトレーニングを成功させるコツと失敗例
- 無駄吠えを止めさせるには?原因別アプローチ法
- 甘噛み・噛み癖・威嚇行動の正しいしつけ方
- しつけに成功したラブラドールとの快適な生活とは?
- 失敗しないための予防策と、失敗時のリカバリー方法
- 【まとめ】ラブラドールのしつけは“今”が未来を決める
■子犬のしつけはいつから始めるべき?社会化期の重要性

ラブラドールの子犬のしつけは、一般的に生後8週(約2ヶ月)から始めるのが理想的です。
特に「社会化期」と呼ばれる生後3週〜12週の間は、犬が周囲の人間・動物・環境に順応する力が急速に伸びる重要な時期です。
この期間に多くのポジティブな経験を積むことで、将来的に他人や他の犬、音や乗り物、外の世界に対して過度な恐怖心や攻撃性を持ちにくくなります。
逆に、この時期にしつけを怠ると、社会性が乏しく警戒心の強い犬に育ってしまうリスクがあります。
ラブラドールは基本的に人懐っこく社交的な性格ですが、個体差や家庭環境によっては慎重な性格に育つこともあります。そのため、社会化期には積極的に以下のような経験を取り入れましょう。
・子どもやお年寄り、異なる年齢の人とのふれあい
・音(チャイム、掃除機、車のエンジンなど)に触れさせる
・散歩中に他の犬や自転車、通行人に出会う
・病院やトリミングなど日常的な行動への慣れ
この時期に築いた「安心できる世界観」は、その後のしつけ全体の土台となります。
■トイレトレーニングを成功させるコツと失敗例

ラブラドールの子犬は、比較的学習能力が高く、トイレトレーニングもうまくいきやすい犬種です。
ただし、正しい方法と根気が必要です。
【基本のトイレトレーニング手順】
- サークル内にトイレシートを設置し、寝床と明確に分けておく
- 起床直後・食後・遊んだ後・寝る前など、排泄タイミングに合わせてトイレに誘導する
- 成功したらすぐに「いい子だね!」と褒めて、おやつをあげる
- 失敗しても叱らず、静かに片付ける。トイレの匂いを残しておくと学習に役立つ
【成功のコツ】
・排泄のサイン(床を嗅ぐ、そわそわする、くるくる回る)を見逃さない
・トイレの場所は頻繁に変えない。トイレ=安心できる場所にする
・夜間はサークル内にトイレを設置するか、就寝前に必ず排泄させる
・トイレ成功日誌をつけることで、排泄パターンを把握しやすくなる
【失敗例と改善方法】
・遊びに夢中で失敗する → 遊びを始める前後にトイレに誘導する
・トイレを間違った場所でする → 成功した場所と匂いのあるトイレシートを使う
・トイレの場所を急に変更して混乱する → 変更時は徐々に位置を移動し、新しい場所に慣れさせる
【実体験例】
生後2ヶ月で迎えたラブラドール「マロン」は、初日からトイレの誘導を実施。
最初の数日は失敗もあったが、褒めてごほうびを与えることを徹底した結果、1週間でほぼ成功率90%以上に。
失敗したときも声を荒げずに静かに対処したことで、トイレに対する苦手意識もつかなかったという。
トイレトレーニングは「成功を褒める」「失敗を責めない」「一貫性を持つ」が基本です。
■無駄吠えを止めさせるには?原因別アプローチ法

無駄吠えは多くの飼い主が悩むしつけ課題のひとつです。
ラブラドールは基本的にフレンドリーな性格ですが、環境や刺激への反応として吠えることがあります。
【無駄吠えの主な原因】
・要求吠え:構ってほしい、おやつが欲しい、散歩に行きたいとき
・警戒吠え:インターホン、宅配、見知らぬ人や犬に反応
・興奮吠え:遊びの最中や来客時など、感情が高ぶった状態
・分離不安:飼い主の不在によるストレスや不安
【原因別の対処法】
・要求吠え → 無視を徹底。吠えている間は絶対に反応しない。静かになったらごほうびを与える。
・警戒吠え → 音慣れトレーニング(インターホンの録音音を再生しながらごほうび)で刺激をポジティブに変換
・興奮吠え → 飼い主が落ち着いた態度で対応。落ち着いてから遊びや来客対応をすることで学習させる
・分離不安 → クレートトレーニングで安心できる場所を作る。帰宅後すぐに構わず、落ち着いてから接する
【トレーニングの実例】
生後5ヶ月のラブラドール「ルーク」は、インターホンの音で激しく吠える癖がありました。
飼い主は毎日5分間、録音したインターホン音にごほうびを組み合わせるトレーニングを継続。
1ヶ月で吠える回数が激減し、来客時もおすわりで待てるようになりました。
【注意点】
・「ダメ!」と叱ると、犬は“注目された”と誤解し、逆効果になることも
・吠えない時間を見逃さず褒める「消去強化(extinction + positive reinforcement)」を意識する
無駄吠えは「吠えたら損」「吠えなければ得」というルールを犬に理解させることが成功のポイントです。
■甘噛み・噛み癖・威嚇行動の正しいしつけ方

子犬期のラブラドールは、歯の生え変わりによるかゆみや遊びの延長で甘噛みをしてしまうことがあります。
これを放置してしまうと、成犬になったときに人に対して本気で噛む癖がついてしまうこともあるため、早期の対応が重要です。
【甘噛みへの対処法】
・「痛い!」と大きめの声を出して、すぐに遊びを中断する
・噛んで良いもの(ロープトイ、ナイロンボーン)を代わりに渡す
・噛まれた後に無言でその場を離れることで、「噛む=遊びが終わる」と学ばせる
【噛み癖の改善トレーニング】
・手を噛んだときにおやつ入りのコングなどを渡し、噛む欲求をそちらに誘導する
・「ちょうだい」や「放せ」のコマンドを教え、口から物を離すことに慣れさせる
【威嚇(唸る・歯をむく)行動への対応】
・原因を観察:触られるのが嫌、食事中に近寄られると威嚇など、状況を把握
・苦手な部位への接触は、ごほうびを与えながら少しずつ慣らす
・無理に押さえつけたり、正面から見つめるのはNG(対決姿勢と誤解される)
【実例:改善の経過】
6ヶ月のラブラドール「レイ」は、耳掃除の際に唸るようになっていました。
飼い主は耳に触れる前におやつを見せて注目を引き、少し触れたらすぐに褒めるという方法を繰り返した結果、1ヶ月で耳掃除を嫌がらずに受け入れるようになりました。
噛みつき・威嚇への対応は、焦らず「少しずつ慣らす」ことと、「望ましい行動を強化する」ことが基本です。
愛犬の気持ちに寄り添いながら、信頼関係を深めていくことが成功の鍵です。
■しつけに成功したラブラドールとの快適な生活とは?

しつけが成功したラブラドールとの生活は、まさに“共に暮らす喜び”にあふれています。日常のストレスが減り、どんな場面でも安心して行動を共にできる関係が築かれます。
【快適な1日の例】
・朝:決まった時間に静かに起床し、トイレを済ませる
・朝食時:飼い主の指示を待ってから落ち着いて食事
・散歩:リードを引っ張らず、他の犬とも穏やかに挨拶できる
・留守番:クレートで静かに待機し、帰宅後も飛びつかない
・家族団らん:ソファで落ち着いて過ごす。要求吠えはなし
・就寝:決まった時間に自らクレートへ入って眠る
【飼い主のメリット】
・外出や旅行にも連れて行きやすくなる
・トラブル(吠え・噛み・粗相)が減り、家族全員が安心
・ご近所や他の犬との関係も良好に保てる
しつけが行き届いたラブラドールは、人とともに暮らすパートナーとして、非常に高い信頼と安心感を与えてくれます。
「手がかからない」ではなく、「信頼関係があるから自然に良い行動ができる」状態を目指しましょう。
■失敗しないための予防策と、失敗時のリカバリー方法

どれだけ準備していても、しつけは思い通りに進まないことがあります。
しかし大切なのは“失敗を恐れないこと”と、“適切にリカバリーできる知識を持つこと”です。
【よくある失敗例】
・コマンドの言葉が家族でバラバラ(例:「おすわり」「座って」)
・感情的に叱ることで、犬が飼い主を怖がるようになる
・社会化が不十分で、新しい環境や人に対して極度に警戒
・おやつに頼りすぎて「もらえないと動かない」状態に
【失敗を予防するためのポイント】
・家族全員で“コマンド用語の統一”と“ルールの共有”をする
・感情を抑え、常に冷静に対応する(しつけは教育であり罰ではない)
・社会化期(〜生後16週)にはできる限り多くの刺激を経験させる
・おやつは徐々にフェードアウトし、「褒め言葉」や「スキンシップ」に移行する
【リカバリー方法】
・問題行動が出てしまったら、まず“なぜその行動をしているのか”を観察して分析
・「望ましい行動を強化し直す」ことを徹底(例:飛びつき → おすわりしたら撫でる)
・信頼関係が崩れていると感じた場合は、しばらくの間は褒める機会を意識的に増やす
・困ったときは、プロのドッグトレーナーや獣医師に相談するのも重要な選択肢
しつけは長期的なプロジェクトです。
失敗を経験したとしても、やり直すチャンスは必ずあります。
焦らず、愛犬の個性とペースに寄り添いながら、成功体験を少しずつ積み上げていきましょう。
■【まとめ】ラブラドールのしつけは“今”が未来を決める

ラブラドールの子犬のしつけは、単なるルールの押し付けではなく、飼い主との信頼関係を築くプロセスです。
社会化期から始まり、トイレ、無駄吠え、噛み癖といった課題にひとつずつ取り組むことで、犬は“人間社会の一員”としてふさわしい行動を学んでいきます。
早い段階でしっかりとしたしつけができれば、飼い主も犬もストレスの少ない、心地よい生活を送ることができます。
万が一失敗しても、再教育のチャンスは必ずあり、関係を修復することも十分可能です。
「いつ始めるか?」ではなく「今、何ができるか?」を意識して、ラブラドールとの絆を深める毎日を歩んでいきましょう。
愛情と理解、そして少しの努力が、最高のパートナーとの幸せな未来を築くカギになります。
どれだけ準備していても、しつけは思い通りに進まないことがあります。
しかし大切なのは“失敗を恐れないこと”と、“適切にリカバリーできる知識を持つこと”です。


