ラブラドールの子犬が夜泣きする理由とは?安心して眠れる5つの対策
ラブラドールの子犬を迎えた初日から、夜になると泣いてしまう――。
そんな夜泣きに悩まされる飼い主さんは少なくありません。
とくに初めて犬を飼う方にとっては、「なぜこんなに泣くの?」「無視していいの?」と不安になりますよね。
この記事では、ラブラドールの子犬が夜泣きする原因を明らかにしながら、安心して眠れるようになるための対策や、やってはいけないNG行動をわかりやすく解説します。
愛犬との信頼関係を築くために大切なポイントもご紹介しますので、ぜひ最後まで読んで実践してみてください。
目次
- 子犬の夜泣きはなぜ起こる?ラブラドール特有の性格も影響
- 初日の夜泣きが多い理由とその乗り越え方
- クレートトレーニングで安心感を与える方法
- 子犬が安心できる寝床づくりの工夫
- 夜泣き対策に効果的なアイテム5選
- 飼い主がやってはいけないNG対応とは?
- 夜泣きが続くときに考えたい健康チェックポイント
- ラブラドールの子犬との信頼関係を深める夜の過ごし方
1.子犬の夜泣きはなぜ起こる?ラブラドール特有の性格も影響

ラブラドール・レトリバーの子犬が夜泣きする原因には、いくつかの要因が考えられます。
まず最も大きな理由は「環境の変化による不安」です。
ブリーダーや母犬、兄弟犬と過ごしていた場所から、突然見知らぬ場所に連れてこられたことで、子犬は強い不安や孤独感を抱きます。
また、ラブラドールはもともと「人と一緒に行動することを好む犬種」です。
非常に社交的で愛情深い性格をしており、人とのふれあいや安心感を強く求めます。
そのため、ひとりきりにされる夜は特に不安を感じやすく、鳴くことで飼い主を呼ぼうとするのです。
さらに、生活リズムが整っていないことも夜泣きの原因になります。
子犬の体内時計はまだ未熟で、昼と夜の区別がついていないことも多く、活動したい時間に静かにしているよう求められるのは、子犬にとって混乱を引き起こします。
このように、ラブラドールの子犬の夜泣きには「性格」と「環境」が深く関わっていることを理解することが、正しい対策をとる第一歩となります。
2.初日の夜泣きが多い理由とその乗り越え方

ラブラドールの子犬を迎えて最初の夜、ほとんどの飼い主が経験するのが「ひたすら泣き続ける」現象です。
これは、子犬にとって人生で初めて母犬や兄弟たちと離れ、まったく知らない環境で過ごす最初の夜だからです。
この「初日の夜泣き」は、いわば当たり前の反応といえます。
何もかもが初めてで、不安と恐怖が入り混じった状態なのです。
このとき、決して「無理に泣き止ませよう」としたり、「鳴くたびにかまう」のは避けましょう。
代わりに大切なのは、「そばにいて安心させること」と「静かに寄り添う姿勢」です。
子犬が寝る場所のそばに布団を敷いて飼い主も一晩一緒に過ごしたり、自分の匂いがついたタオルを入れておくことで、子犬は落ち着きやすくなります。
また、夜に備えて日中たっぷり遊ばせ、心地よい疲れを感じさせるのもポイントです。
エネルギーをしっかり発散しておくことで、夜に深く眠れるようになります。
初日の夜泣きは、数日で収まることがほとんどです。
焦らず、子犬の気持ちに寄り添って乗り越えていきましょう。
3.クレートトレーニングで安心感を与える方法

夜泣き対策の中でも効果的な方法のひとつが「クレートトレーニング」です。
クレートとは、犬専用の小型ハウスやキャリーケースのこと。
この中を子犬にとって「安心できる自分だけの空間」にすることで、不安や夜泣きを軽減できます。
犬はもともと、狭くて暗い巣穴のような場所を好む習性があります。
そのため、広すぎる部屋よりも、適度な広さのクレートの方が落ち着けるのです。
特にラブラドールは、人のそばにいると安心する一方で、ひとりで過ごす時間にも「安心できる居場所」があることで精神的に安定します。
クレートトレーニングのポイントは、決して「閉じ込める場所」にしないことです。
無理に中へ押し込んだり、叱るときに使ってしまうと、クレートに対して嫌なイメージを持ってしまいます。
まずは日中に扉を開けた状態で置いておき、中におやつやお気に入りのぬいぐるみを入れておきましょう。
自然と中に入るようになったら、短時間だけ扉を閉める練習をします。
夜寝る際には、クレートに毛布をかけて光を遮り、落ち着ける環境を整えると効果的です。
慣れてくると、子犬は自ら進んでクレートに入り、静かに眠るようになります。
4.子犬が安心できる寝床づくりの工夫

子犬の夜泣きを防ぐためには、「寝床の環境作り」も非常に重要です。
ラブラドールのような甘えん坊で敏感な犬種にとって、安心できる寝床は心の安定につながります。
まず大切なのは、寝る場所を毎日同じにすることです。
あちこちで寝かせてしまうと、「ここは安心できる場所だ」という認識が育ちにくくなります。
できればクレートやベッドなど、一定の場所を「夜の寝床」として定めましょう。
寝床には、体温を保てる柔らかいブランケットやクッションを用意します。
ラブラドールの子犬は寒さに弱くはないものの、子犬期は体温調整が未熟なため、特に冬場は注意が必要です。
さらに、ブリーダーのもとで使っていた毛布や、母犬の匂いが残るタオルなどがあれば、安心材料になります。
また、人の気配が感じられる場所に寝床を置くのも効果的です。
完全に孤立した場所よりも、飼い主の寝室の隅や、生活音が少し聞こえる廊下のそばなどが適しています。
就寝時には照明を完全に消すのではなく、薄暗い常夜灯を用意するのもおすすめです。
視界が真っ暗だと不安になる子犬も多いため、わずかに光があることで安心感が得られます。
こうした小さな配慮の積み重ねが、子犬の「安心して眠れる力」を育てていくのです。
5.夜泣き対策に効果的なアイテム5選

子犬の夜泣きを和らげるためには、環境づくりに加えて「便利なグッズ」を活用するのも効果的です。
ラブラドールの子犬の安心感を高め、ぐっすり眠るために役立つおすすめアイテムを5つご紹介します。
① 心音ぬいぐるみ(ハートビートトイ)
母犬の鼓動を再現するぬいぐるみで、不安を感じやすい子犬に安心感を与えます。
夜泣きの多い初期に特に効果的で、ぬいぐるみを抱きしめて眠る子も多いです。
② 湯たんぽやペット用ヒーター
子犬はまだ体温調整がうまくできないため、やや暖かめの環境を用意すると安心します。
低温で安全設計されたペット用ヒーターや湯たんぽをクレートに入れてあげましょう。
③ 飼い主の匂いがついた布
着古したTシャツやハンカチを子犬の寝床に入れておくと、飼い主の匂いで安心しやすくなります。
人工的な香料ではなく、自然な匂いであることがポイントです。
④ ホワイトノイズマシンや子守歌CD
静かすぎる環境はかえって不安を招くことがあります。
波の音や心地よい音楽などのホワイトノイズを流すことで、子犬はリラックスしやすくなります。
⑤ クレートカバー
クレートに布をかけて外の刺激を減らすことで、子犬の落ち着きが格段にアップします。
暗さと静けさがそろうことで、眠りやすい環境を作ることができます。
これらのアイテムは、子犬の性格や好みに合わせて使い分けるのがポイントです。
複数を組み合わせて試すことで、最適な夜泣き対策が見つかるでしょう。
6.飼い主がやってはいけないNG対応とは?

夜泣きが続くと、飼い主も眠れずイライラしてしまうものです。
しかし、ラブラドールの子犬の心に悪影響を与えかねない「やってはいけない対応」には注意が必要です。
① 無理に叱る、怒鳴る
夜中に鳴くたびに「うるさい!」と怒鳴ったり、ケージを叩いたりするのは絶対にNGです。
これにより、子犬は「鳴くと怖いことが起こる」と学び、逆に不安を強めてしまいます。
また、信頼関係が壊れてしまう危険もあります。
② すぐに抱っこして部屋に連れて行く
夜泣きのたびに抱っこして一緒に寝たり、別の部屋に移動するのも要注意です。
これを繰り返すと、「鳴けば飼い主が来てくれる」と学習してしまい、夜泣きが習慣化します。
③ 完全に無視し続ける
確かに「無視する」という方法が推奨されることもありますが、ラブラドールのように人とのつながりを強く求める犬に対して、完全無視は逆効果になる場合があります。
特に最初の数日は、安心できる存在としてそばにいることが大切です。
④ 眠らせるためにおやつを与える
鳴いたらおやつをあげるという行動も、誤った学習につながります。
「鳴けば食べ物がもらえる」と覚えてしまい、夜泣きがエスカレートする可能性があります。
夜泣きへの対応は、「静かに寄り添いながら、安心感を与えること」が基本です。
叱る・甘やかす・無視しすぎる――極端な行動は避け、バランスの取れた対応を心がけましょう。
7.夜泣きが続くときに考えたい健康チェックポイント

子犬の夜泣きは多くの場合、環境への不安や甘えが原因ですが、なかなか改善しない場合には健康面でのトラブルも疑う必要があります。
まず注意したいのが、トイレの問題です。
ラブラドールの子犬は、成長途中で膀胱のコントロールが未熟なため、夜中に尿意や便意で目覚めてしまうことがあります。
クレート内での排泄を避けるためにも、寝る前には必ずトイレを済ませる習慣をつけましょう。
次に、消化器系の不調やお腹の張りも夜泣きの原因になることがあります。
下痢や便秘、食後の膨満感があると、子犬は眠りづらくなります。
毎日の排便状況や食欲に変化がないかも観察しておきましょう。
また、皮膚のかゆみやアレルギー反応も、夜中に体をかいて眠れない要因になります。
体を執拗にかいたり、舐める様子が見られる場合は、皮膚トラブルを疑って獣医師の診察を受けましょう。
そして最も重要なのが、痛みを伴う症状や先天性の疾患です。
足をかばう仕草、触れられるのを嫌がる、普段と違う鳴き方をするなど、異変を感じたら早めに医療機関へ。
夜泣きが数週間以上続く場合は、単なる性格や環境適応だけでなく、体調や病気の可能性も視野に入れて、慎重に対応することが大切です。
8.ラブラドールの子犬との信頼関係を深める夜の過ごし方

夜泣きを完全に止める魔法のような方法はありません。
しかし、ラブラドールの子犬と信頼関係をしっかり築くことで、自然と夜泣きは減少していきます。
大切なのは、日中の接し方と夜の安心感の両立です。
日中はたっぷりと遊び、一緒に過ごす時間を増やすことで、子犬は「この人は自分の味方だ」と理解しはじめます。
信頼感が育つと、夜に一人でも不安になりにくくなるのです。
また、夜寝る前の「おやすみルーティン」を作るのも効果的です。
たとえば、トイレを済ませた後にクレートへ入り、「おやすみ」と一声かけてから部屋を暗くする。
毎日同じ流れを繰り返すことで、子犬は「これから眠る時間だ」と認識できるようになります。
加えて、寝る直前には過度にテンションを上げず、静かで落ち着いた時間を過ごしましょう。
子犬がリラックスして眠りにつけるよう、飼い主のトーンや動作もゆっくりにするのがコツです。
ラブラドールはとても愛情深く、人と絆を結ぶ力に優れた犬種です。
焦らず、ゆっくりと関係を築いていくことで、夜泣きも少しずつ落ち着いていくはずです。
※当サイトの情報は獣医師の診断に代わるものではありません。


