ラブラドールの子犬に最適な餌と食事スケジュール|栄養・カロリー・おやつの正しい与え方まで完全ガイド
ラブラドール・レトリバーの子犬は、成長期に必要な栄養素とエネルギーをしっかり摂取することが、健康な成犬へと育てるための鍵となります。
しかし、成長が早く体格が大きくなるラブラドールの子犬は、食事管理がとても重要。間違った給餌量やタイミングは、将来的な肥満や関節トラブルにつながるリスクがあります。
本記事では、ラブラドールの子犬に最適なフードの種類、食事スケジュール、必要な栄養素、おやつの使い方などを専門的に解説していきます。
初めての飼い主さんでも安心して実践できるよう、具体的なカロリーや体重別の給餌量の目安も掲載しています。
目次
- 子犬に必要な栄養素とは?
- ラブラドール子犬の平均体重とフード量・カロリー目安
- 最適なフードの選び方
- おやつの与え方と注意点
- 餌としつけ用おやつの違い
- 偏食を防ぐ工夫とは?
- パピーから成犬用フードへの切り替えタイミング(実例付き)
- 食器と給水の工夫
- おやつの手作りレシピ例
- まとめ:子犬期の食事が一生を左右する
■ 1.子犬に必要な栄養素とは?

ラブラドールの子犬は、急速な成長と骨格形成が進む時期にあるため、以下の栄養素を特に意識する必要があります。
- 高品質な動物性たんぱく質
筋肉や内臓の成長に不可欠。原材料に「チキン」「ラム」「サーモン」などの動物性が記載されているフードを選びましょう。 - 脂質(オメガ3・6含む)
エネルギー源であるとともに、皮膚や被毛の健康維持に必要。魚油や鶏脂由来が理想。 - カルシウム・リン
骨格形成に重要。特にラブラドールは大型犬のため、過剰摂取は関節形成不全のリスクになる。バランス(Ca:P=1.2:1程度)が取れたフードがベスト。 - ビタミンD・E
免疫力の向上と抗酸化作用。成長期には特に重要。 - 食物繊維・プレバイオティクス
腸内環境の整備と消化促進。お腹の弱い子犬には特に必要です。
■ 2.ラブラドール子犬の平均体重とフード量・カロリー目安

成長速度の早いラブラドールは、月齢とともに体重も急激に増加します。
【月齢別の平均体重(目安)】
- 2ヶ月:5〜6kg
- 3ヶ月:7〜9kg
- 4ヶ月:10〜12kg
- 6ヶ月:16〜20kg
- 12ヶ月:25〜30kg(成犬)
【月齢別の1日必要カロリー(目安)】
- 2〜4ヶ月:体重1kgあたり約220〜250kcal
- 4〜6ヶ月:1kgあたり約200kcal
- 6ヶ月以降:1kgあたり約160〜180kcal
【1日の食事回数】
- 〜3ヶ月:1日3〜4回
- 4〜6ヶ月:1日3回
- 6ヶ月以降:1日2回
フードのパッケージに記載されている体重別の給与量を参考にしつつ、活動量や体型に応じて調整していきましょう。
■ 3.最適なフードの選び方

【パピー用(成長期専用)】
高カロリー・高たんぱく設計。
関節サポート成分(グルコサミン・コンドロイチン)を含むものが望ましい。
【大型犬種用】
急激な成長による関節リスクを避けるため、カロリー設計がやや抑えめになっている製品が多いです。
【おすすめの成分表示例】
- チキン・玄米・サーモンオイル・ビートパルプ・ユッカ抽出物など
- 保存料無添加、人工着色料不使用であること
■ 4.おやつの与え方と注意点

子犬にとって、おやつはご褒美であり、飼い主との信頼関係を深めるコミュニケーションツールでもありますが、注意すべき点も多く存在します。
【おやつの種類】
- しつけ用:小粒で匂いが強く、すぐ飲み込めるもの(ドライタイプが多い)
- 栄養補助:ミルクボーン、ヤギミルク系、関節ケア成分配合タイプ
【野菜やフルーツをおやつにできる?】
- OKな野菜:にんじん、かぼちゃ、ブロッコリー(加熱して与える)
- OKな果物:りんご(皮と種を除去)、バナナ、スイカ(種なし)
- NGな食材:ぶどう、レーズン、アボカド、玉ねぎ、にんにく、チョコレートなど
【与える際の注意点】
- 必ず少量から試す
- 食物アレルギーや軟便にならないか観察する
- 一度に与えるのは1種類、1日数切れまでに留める
■ 5.餌としつけ用おやつの違い

しつけに使うおやつは、“ごほうびの即効性”が重要です。主食に近い大きなガムや栄養系おやつを使うのは避けましょう。
【しつけ用おやつの特徴】
- 小さくて食べやすい(噛まずに飲み込める)
- 手に持ってすぐ与えられる
- 強い香りで集中力を引き出す
一方、主食となるフードは、栄養バランスと咀嚼による満腹感を重視しています。
役割を混同せず、目的に応じた使い分けが大切です。
■ 6.偏食を防ぐ工夫とは?

ラブラドールは比較的食欲旺盛な犬種ですが、子犬期に甘やかしすぎると偏食傾向が出ることもあります。
【予防策】
- おやつを与えすぎない(総摂取カロリーの10%以内)
- フードをころころ変えない(味を定着させる)
- 食べ残しを放置しない(30分以内に片付ける)
- 手から与える癖をつけすぎない(自立した食事習慣を)
どうしても食べない場合は、以下の工夫が有効です:
- フードを軽く温める
- ぬるま湯でふやかす
- トッピングに無塩の茹でた野菜を少量加える
■ 7.パピーから成犬用フードへの切り替えタイミング(実例付き)

ラブラドールの子犬は、12〜15ヶ月齢で成犬期に入ります。この時期がフード切り替えのベストタイミングです。
【切り替えのポイント】
- 一気に変えず、1週間ほどかけて少しずつ移行
- 初日は2割ほど混ぜる→徐々に増やす
- 軟便や食欲低下があれば期間を延ばすか元に戻す
【実例:うまくいったケース】
12ヶ月の「レオ」は、パピーフードに成犬用を混ぜて10日かけて切り替え。最初は食いつきが落ちたが、軽く温めて香りを引き出す工夫でスムーズに完了。
【実例:失敗したケース】
1歳直前の「サラ」は、いきなりフードを変えて下痢と食欲不振に。動物病院の指導で元に戻し、2週間かけて慎重に切り替え成功。
■ 8.食器と給水の工夫

【フードボウルの選び方】
- ステンレス製・陶器製が衛生的で◎
- 食べやすいように高さがあるスタンド付きが便利
- 早食い防止ボウルもおすすめ(ラブラドールは食べるのが早い)
【水の与え方】
- 常に新鮮な水を用意
- 夏場は氷や冷水で熱中症対策
- 自動給水器を使えば留守番中も安心
■ 9.おやつの手作りレシピ例

【さつまいもクッキー】
- 材料:さつまいも100g、オートミール50g、水少々
- 作り方:ゆでたさつまいもを潰して混ぜ、丸めてオーブンで20分焼く(170℃)
【鶏むね肉ジャーキー】
- 材料:鶏むね肉1枚
- 作り方:薄切りにして水分を拭き取り、120℃で約40分焼く
※味付け不要。冷蔵で3日以内に与えること
■ 10.まとめ:子犬期の食事が一生を左右する

ラブラドール・レトリバーの子犬は、骨格や臓器の発達がまだ未熟な状態で急成長を迎える時期です。
そのため、以下の要素を正しく管理することが生涯の健康を支えます。
- バランスの取れたパピーフード選び
- 月齢と体重に応じたカロリー設計
- 正しいおやつの使い分け
- 成犬フードへの丁寧な移行
- 食器や給水、偏食への配慮
可愛いからといっておやつを与えすぎれば、肥満・関節トラブル・生活習慣病の原因になります。
一方、正しい食習慣を身につけた子犬は、健康で落ち着いた性格にも育ちやすいです。
ぜひ、本ガイドを参考に、愛犬の健やかな成長を応援してください。


